「KONICA S3」ってどんなカメラ?
Konica S3はレンジファインダーカメラという部類のカメラです。
この、レンジファインダーカメラとは「二重像合致式」という方式が使われており、名前の通り二つの像を重ねてピントを合わせるカメラとなっています。
コンパクトなカメラですが、ピントを合わせる楽しさが味わえる、フィルムカメラらしいカメラです。
自分でピントを合わせることで、こだわりの一枚を撮ることができます。
形式 | レンジファインダーカメラ |
レンズ | HEXANON 47mm/F1.9 |
サイズ | 138×82×71mm |
重量 | 約700g |
シャッター速度 | B・1~1/500秒 |
露出計 | 内蔵、セレン光電池 |
露出制御 | マニュアル |
「KONICA S3」各部名称・役割を解説!使用方法
➀巻き戻しクランク …矢印の方向に回すことで、フィルムの巻き戻しが行えます。また、上に引っ張ることでフィルム室を開けることができます
➁巻き上げレバー…フィルムを巻き上げます
➂フィルムカウンター…撮影された枚数が表示されます
➃シャッターボタン
➄露出計…針が上に行けば明るい、下に行けば暗い。真ん中に針がさすように調節する。ファインダー内からでも確認することができる。
➅露出計受光窓…光の量を図る場所。指で隠してしまうと、正確な値が出ないための撮影時に触れないようにする
➆タイマー切替…タイマーを使わない場合は「Ⅿ」使用する場合は「X」
➇タイマー
⑨ピント調節リング…ファインダーを覗きながら、2重像がぴったり重なるようにしてピントを合わせます
⑩絞り調節リング…絞り(F値)を調節します
⑪シャッター速度調節リング…シャッター速度の調節を行います
⑫フィルム室…フィルムを入れる部屋です。途中で開けると感光してしまうので、フィルムを撮り終えるまで必ず開けてはいけません
⑬ファイダー…真ん中の黄色っぽいところでピントを調節する。2重像がピッタリと合わさればピントが合っている
⑭ASAレバー…使用するフィルムのASA感度(ISO感度)にダイヤルを合わせる
⑮巻き戻しボタン…撮影終了後に押すことで、フィルムの巻き取りが行えるようになる
「KONICA S3」撮影方法
フィルム装着後の撮影方法になります。
- まず必ず装着したフィルムの感度を⑭ASAレバーで設定する
- シャッター速度を決める。(60より大きな値だと、手振れしづらいかと思います)
- ⑬ファイダーから➄露出計を確認し、針が真ん中になるように⑩絞り調節リングを調節する。
- ⑬ファイダーを覗きながら⑨ピント調節リングを回し、真ん中の黄色い部分で撮影したい被写体のピントを合わせる。
- ピントが合えばシャッターを切って撮影終了です。
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